100回以上失敗した僕が禁スロ1年(365日)達成した今の気持ち(パチンコ・パチスロ)

100回以上失敗した僕が禁スロ1年(365日)達成した今の気持ち

この記事は2019年9月24日の禁スロ321日目から書き始めました。1年達成したら1年達成ブログ記事を書こうと思っていました。
しかし何を書けばいいか分からなくなってしまいました。ですので1日100文字ずつたして行こうと思いようやく形になりました!

ちなみに禁スロ100日目達成記事200日目達成記事の時の記事はこちらです。

100回以上失敗した僕が禁スロ100日達成できた理由(パチンコ・パチスロ)

100回以上失敗した僕が禁スロ200日達成して変わった事(パチンコ・パチスロ)

パチンコ店感情メーター

パチンコ店感情メーター
まず禁スロを取り組み始めてから現在までの感情の変化をまとめて行きます。

怒り→無視・興味を無くす→感謝

禁スロ0日ぐらい

パチンコに対する感情です。最初の頃のブログはほぼパチンコ店に対する恨みの記事だったように感じます。
借金を抱えるぐらいまでの依存症になりパチンコ屋があるからこんな風になるのだと思いパチンコ店が全部悪いと恨み憎みそれを発散するかのようにブログを書いていたかと思います。

禁スロ150日

自信

禁スロ189日目

パチンコ店に対する怒りよりも興味を無くすというブログを書きました。改めて記事を確認しましたが興味を無くすというか意識してパチスロ動画を見なかったりパチンコ店の前を歩かないようにしていました。それをすることにより徐々に興味や衝動が減ってきたように感じます。

パチンコ店に対する怒りよりも興味を無くす

今現在

パチンコ店は落ち着く場所。生きにくい自分を埋めてくれていた場所。自分になくてなならなかった場所。だったことに気づきました。
禁スロ215日前後ぐらいからそれが理解できるようになってきました。なぜなら辛いことが重なり本当だったらパチンコ店で気を紛らわせていたなと感じたことともう頼れないという葛藤があったからでした。
このような体験は自分だけではなく多くの先輩が経験されてきました。GAに行った時に聞いたりツイッターの仲間の発言などを見ていましたが初めは「なんのこっちゃ」と理解ができませんでした。しかし本当にこのような出来事や積み重ねをしていくことで改めて理解することができました。
もう今はあの場所には戻れない。だけどかつていろいろと癒してくれてありがとうと思えるようになりました。

なぜ継続できたか?

病院

精神科にて


仕事環境や生活面が激減して精神を崩すことになりました。
精神を壊したことがきっかけで精神科に通い、その後半年後ぐらいにおそるおそるギャンブル依存症のことも相談しました。その時にADHDという事が分かりお薬を処方してもらい少し衝動しやすい性格が消えて行きました。

ツイッターの仲間の皆様

ツィッターとの出会い
スリップしたことがきっかけではないのですがちょうどそのタイミングでツイッターをはじめました。


始めはせっかくブログをしているのだから宣伝ぐらいのつもりでたまにつぶやこうという感覚でした。しかし皆さん本気でギャンブル依存に対して向き合っておられいつしかブログの宣伝とか関係なくとにかく一緒に頑張ろうという気持ちでここまで続けてこれました。
そしていつしか禁スロ○日目とつぶやかれている人がおり自分もやってみようと思い1日何度も呟く事はできないけど禁スロ○日目を報告すればなぜか辞め続けれるんじゃないかと思いここまでこれました。

価値観の変化

1年前の感覚

旧基準機がなくなれば辞めれる。それまで打とうとか悩んでました。確か旧基準機設置比率15%の達成期限が2019年1月までだったのですが無期延長となりせっかく辞めれると思っていたのに辞めれなくなると怒っていました。
それも外的要因なので今後業界が規制緩和したり他のギャンブルができたりIRなどでカジノがはじまればどうしようもないと思い今ではどうでもいいことになりました。

パチスロ動画を見ない

これが結構引き金になっていたと思います。今では全く見なくなりましたというかあえて意識して意地でも見ないようにしています。
一度、まだあのパチスロユーチューバーはいるのかなと思い動画一覧のサムネイルを見ただけでも射幸心にあおられ頭がくらくらしたのを覚えています。
意識している数字
どうでもいいことですが1つだけみているものがあります。
これはあまりお勧めしません。なぜならその数字だけ見れればいいのですが間違って下の方まで見ると取り返しがつかなくなりますので・・・
それは一番上に掲載されているP○ールドの登録店舗数だけです。どんどん減っているので皆さん辞めていっているのだなと思っています。遊戯人口数推移や売上など追っていっても情報が本当かどうかもわかりませんし。

2019年9月24日8,781店舗
2019年1月 9日9,118店舗
8ヶ月ほどで337店舗、減っているようです。1999年1月25日は約17,500 店舗あったそうです。ですので20年前に比べて約8,700店舗が消えたようです。気になる方は「P-○ORLDからパチンコ店の推移を見てみる」を見てみてください。

ギャンブルを1年辞めてみて見えてきたもの

はじめは1年も辞めれば素晴らしい世界が見えたりみるみる成長しているもんだと思っていました。
ギャンブルを断ち今まで依存していたものに依存できなくなり歯がゆさもありました。見えてきたものは現実です。現実は逃げることができず向き合わなければなりません。

メンタルを壊してそれをきっかけにギャンブル依存について病院でみてもらうようになりました。
現実を乗り越えたいと思い鬱も乗り越えたいと思いプロフィール欄の所に鬱克服と書きましたが実際に克服できているのかは先生には聞いていません。
自分の願いや思いがあれば乗り越えられると思ったからです。その思いもあり禁スロ1年間継続できたのではないかと感じています。

過去の苦い経験

禁スロ達成とこれまで

悪夢の衝動

1年継続できたのですがそれには少しの努力と行動と継続、あとは偶然が重なったからだと思います。

1年前までは衝動の連続です。依存性でない人には分からないと思いますが生活の全てがスロット中心で占めていました。頭の中もスロットです。
仕事・家庭・大切な約束事などがあるのですが分かっているのですがそれらより優先順位が高くなってしまいます。洗脳・発作とでも言えば分かりやすいでしょうか?
給料日になればすぐに打ちに行きその日か数日後に給料が全てなくなる。生活ができなくなる。悪いと思ってても嘘をついて家族のすねをかじる。すねをかじりお金を借りたり貰ったり、生活するお金だとしてもそのお金をさらにスロットにつぎ込んでしまう。その繰り返しでした。

15年前ぐらい前の話ですが、その時は借金はなかったのですが自分がコントロールできなくおかしいと自分自身で感じていました。
その頃はインターネットはあったのですが、いかんせん情報が少ない。情報も今とは間違った情報がほとんどでした。ギャンブルするのは本人の意思が弱い。今とは違いギャンブル依存症の認知も少なく逆にギャンブル広告は垂れ流しの状態でした。
GAは3カ月ぐらい通っていました。お金・キャッシュカードや通帳など当時の彼女に管理して貰っていました。

嘘をついてギャンブルに行ってました。

普通に生活するのがおっくう。ギャンブルできないのがしんどかった。
嘘をついて行っていたのでそれもなけなしのお金だったので負けてる時も引こうにも引けずに潔く帰れませんでした。勝っていれば打たなければ損をすると思い帰れず結局、嘘をついてギャンブルに行っていたのがバレて大喧嘩になりそれが無限ループしていました。自分でもそんなつもりはないのにどうしたらいいのか本当に分からない感じで混乱するばかりでした。

自己嫌悪と死にたくなる感情

二度と行くか!
このような感情や言葉。たやすく使いたくはないですがギャンブルのスイッチが入り没頭し敗北感を味わいもうどうにもすることができなく店を出て家に帰りどうしようもなくなりこのような感情になりました。
お金もまわらなくなり生活もできなくなるので消費者金融でお金を借りました。すぐに限度額いっぱいになりその後は言い訳を何時間もかけて考えて家族に嘘をついてお金を借りました。死にたくなったりどうしたらいいのか分からなくなった事を思い出します。

1年間ギャンブルと距離をおいてみてもそのような感情が蘇ったり香取慎吾さんの凪待ちという映画みたりしてその時のことを思い出したりします。
人によってトラウマになり分かりませんが個人的にはこの悪夢をしっかり思い出したり受け止めたりすることは大切なことなことだと思います。
なぜなら簡単にこのような記憶や罪悪感が消えればふとしたきっかけでスリップをしてまた昔と同じような行動に出てしまい死にたくなる経験を繰り返すばかりだからだと思います。

失ったものと手に入れたもの

失ったものと手に入れたもの

失ったもの

時間・お金・信用などたくさん

手に入れたもの

自分。※もちろんギャンブル依存や他の依存症に乗り越えようと共に戦った仲間

失ったものはありきたりでいろいろ出てきますが逆に禁スロを継続することにより本来持っていた自分自身のキャラクター(個性)や自分が大切にしているものを手に入れたというか取り戻したと思います。
逆に言うとギャンブルばかりしていた頃はそんな自分にも気づけず自分を大切にしていなかったように思います。

それが分かりつつ今まで持ち合わせていなかったもしくはギャンブルする前の20年前ぐらいに捨ててしまったものが急に戻ってきたようでとても複雑で変な感覚が襲ってきたことを今でも覚えています。禁スロ215日目あたりでした。


その時はどのような状態だったのかも理解できずにただただ不安だったのですが時間がたつにつれ理解することができ落ち着いてきました。

ギャンブル依存症のカミングアウト

禁スロと反動
ギャンブルで借金していたなど恥ずかしかったので今までは打ちあけられませんでした。昔の彼女には毎日暮らしているので分かっていましたが家族であったり友人であったり誰ひとり打ち明けたことはなかったです。
しかし、禁スロを再び開始して11日目お酒によった勢いで喋ってしまいその後友人にも打ち明けました。この頃、再び大きくギャンブルに負け禁スロを決意して順調に進んでいたのですが今まで依存していたものがお酒に変わりさらに気持ちが落ちてしまいました。しかし、次の日からこんなのでは駄目だと思い病院帰りにGAとAAに行きました。そこからまた回復の道を歩むことができました。
今思えばカミングアウトしたことは自分の大きな問題や弱い部分をさらけ出したことで仮面を被っていた自分や変にプライドが高かった自分がなくなり本当の自分が出せるようになり良かったとも思うようになってきました。

自分の性格を理解して再び依存には気を付ける

好きなことならとことんできる性格です。パチスロもそれが悪い方向に行ってしまい悪夢を見たわけですが。
SNS、特にフェイスブックなど本名でプライベートのことを書いたりするのが苦手でした。ツイッターも情報発信側にはなかなかハマれませんが情報収集などには興味深くハマってしまいます。
20年前ぐらいの当時は大学生でした。インターネットがはじまり校内にはPCルームみたいなものがありそこでインターネットというものを知り掲示板やチャットというものを知りました。
話が好きとかコミュニケーションが好きというかそれよりもパソコンを使って全国や世界の人と文字で会話ができることのカルチャーショックを受けました。そして家でも電話回線を使いとことんやっていたのを思い出します。
ファミコンも高校生の時まではものすごくまっており睡眠時間を削ってまでやっていました。しかし年齢を重ね大人になったり新しいものに触れたりすると逆に全くしなくなりました。それが普通なのかもしれませんが熱しやすく空きやすい本来そういう性格だったのかもしれません。しかしパチスロだけは1年前まで16年間ほど全く抜けれずいました。
ですので何かのきっかけでスロットに戻らないようにしたり新しいテクノロジーにより新しく自然と依存してしまうものも出てくると思います。しっかりと依存の知識も身に着けこれからよりよく行きていこうと思います。

1年達成の日(11月7日)追記

1年達成の日追記
この記事は9月24日から書き始めました。
せっかくの1年達成の記事なのでしっかりとした記事が書ければと思い記事を足していくうちにまとまらない内容になってしまいました。
1年前は苦しみ辞めたい願望が高くネタの宝庫で書いていました。最近は落ち着いてきたりパチスロ情報を追わなくなったりしたのでネタがなくなり書かなくなってしまいました。
今後は視点を変えてブログもあまり肩の力を入れず書いていこうと思います。
改めて記事を読んで頂ける読者の方やツイッターで応援してくれる方に感謝です。

Special Thanks

  • ナツジさん
  • ツイッターの仲間や優しく応援してくれる皆様
  • このブログを読んでくれる読者様

ナツジさん

今回も記事を見てもらい全てお任せで書いて頂きました。
質が高くおもしろくほっこりしてとても満足しております!
ナツジにさんに書いていただいたマンガを見てようやく1年がたったなという実感が改めて湧いてきました!そして改めてナツジさんも完済おめでとうございます!
お互いに辛い過去は消えませんが胸に刻んで未来を歩いていきましょう!
これからもナツジさんのマンガを応援しておりますので頑張ってください!また2年後・3年後・100年後の漫画もよろしくお願いいたします!これからもよろしくお願いいたします!
ナツジ
禁スロ100日達成の記事禁スロ200日達成の記事に続き今回の1年(365日)達成記事の挿入漫画もナツジ画伯に書いて頂きました!ご紹介のとおり僕のアイコンも書いて頂いた方です。
ナツジさんは僕みたいなギャンブル依存症を題材にした漫画を数多く書かれており数多くの方からその構想・脚本・画質などでとても共感や支持を得られておられます。アイコンを依頼した時に「ギャンブル依存症の漫画サイトのご紹介」というページで詳しく紹介させて貰っていますので是非見ていただいてナツジさんの漫画も読んで貰いたいです。
ギャンブルで作った借金と向き合うマンガ
ナツジさんのブログ:世界の終わりをもう一度
ナツジさんのtwitter:https://twitter.com/natsuji88

ココナラというサービスを通してアイコンや今回の漫画を作って貰いました。