パチスロに対しての淡い妄想を捨てる

妄想

パチンコ店に行く動機や思い込み

ギャンブル依存症になると自然と時間と手元にお金があるとパチンコ店に走を運んでしまうものです。今まで散々負けてきたはずで辞めようとしても辞めれず意志が弱いから再び行ってしまう訳ではなく病気だからです。
自然と足を運んでしまう人もいれば何か理由付けをして行ってしまう人も多いと思います。自分なりの通っていた頃の理由付けとその矛盾を整理して今後も禁スロを続けて行きたいと思います。まとめてみると全てがギャンブル依存症的な考え方です。

気晴らしや気分転換になる

気晴らし
今思うとギャンブル依存症者がこのぐらいの軽いノリでパチンコ店に行くのは非常に危険だと思います。なぜなら気分転換どころかノメリコミ最終的に大負けすると自暴自棄になり「給料日までの明日からの生活をどうしよう」とか「生活する為にお金を借りるか・・・」などと考え気晴らしや気分転換どころではなくなります。万が一、勝ちを経験してもその快感が脳に残りすぐに次の日にさらに勝とうとつぎ込みますが結局は大負けをして自暴自棄になってしまいます。気晴らしや気分転換ぐらいなら映画鑑賞や少し贅沢なレストランや趣味にお金を使う方がよっぽど価値があります。

勝てる・儲かる

パチンコ店は名目上、遊戯ということでギャンブルではないそうですが3店方式でお金に換金できます。そして遊戯している人は、お金が絡んでいるからやっている訳で換金できなければゲームセンターで十分だと思います。
漠然とした勝てる・儲かるという根拠の元、打ちに行く人が多いと思います。旧イベントの日だから、3日連続凹み台だから、2日連続出ており据え置き狙い、天井に近い、朝の占いが良かったからとかです。そしてほとんどの方が負け勝てる・儲かるどころか貯金がなくなり借金が増えるばかりになります。

落ち着く

アルコール依存症
これはパチスロをしていない状態だと離脱症状があり落ち着かなくなりパチンコ店に入ると落ち着く現象だと思います。アルコール依存症者がアルコールがなくなった状態と一緒です。薬物依存者が薬物がなくなった状態と一緒でパチスロは麻薬です。
大当たりを引いたり「今日はなんとか勝てるかな」と感じれば落ち着きますが、実際にパチンコ店に入りパチスロを打ちどんどんお金を削られていくと落ち着くハズがありません。そういう場合はお店に入り一時的には気分が落ち着きますが、最終的に負けて頭が混乱して家に帰ることになります。

刺激がほしくて行く。

脳
「落ち着く」と書きましたが「刺激」は正反対のものだと思います。大当たりした時の高揚感であったり刺激が欲しい為に行っていたと思います。
勝っても負けてもどちらにしても多額のお金が動くのでどちらにせよ「刺激」は得られていたと思います。仕事や普段の生活でのストレスが溜まり発散させるために刺激が欲しくて行っていたかもしれません。しかしその脳の刺激は依存を産み負けても辞められないのはその為でもあると思います。

プレミアやフリーズが見たい

確率
勝ち負けというよりもこうなると依存症末期だと思います。設定不問の1/8129の役があったり台によっては約6万分の1の射幸心を煽る確率のプレミアムフラグがあります。恩恵や期待値枚数もかなりあるといわれていますが結果的にはしょぼい獲得枚数で終わることが多かったです。大負けをしていれば脳の思考回路もおかしくなり確率が収束するとか根拠無き期待感を持ちお金を永遠につぎ込み最悪の結果になるだけです。万が一、このようなタイミングでプレミアムフラグを引けば脳からドーパミン(よく脳汁とかいわれますが)がでて依存性が悪化するだけです。

万枚を出せば偉くなった気分になる

5号機が終わろうとして6号機に移り万枚獲得の可能性は劇的に減ってくると思います。しかし、それ以前はギャンブル依存症のスロッターは万枚という言葉に憧れ意識して打っていたと思います。プレミア約を引きたいと同じような感覚です。何十年と打っていれば数回は万枚出ることもありました。しかし万枚出た記憶が忘れられずに打ち続けたり負けが込んでいてもあの時の記憶が蘇り引くに引けずに大負して帰ることになってしまいます。万枚だしたから偉い訳でもなく設定不問でも万枚出る台がありましたし偶然に高設定を掴んで出したに過ぎません。絶対に反動で倍以上負けてしまいました。

大人びて見える

現在でこそ昔に比べ給与も増えましたが15年前以上はバイトでお金を稼ぐのが精一杯でした。1,000円の価値や重みも違っていましたし軍資金も5千円とか1万円程度でした。そのお金がストレートで1時間もたたずになくなった事をよく覚えています。その時は、軍資金もありゆっくり打っている人や勝って勝盛を作っている人が大人びて羨ましく思っていました。しかし、軍資金があるのではなくほとんどの人が貯金を壊したり借金してまでして打っていることに気づき僕も年を取るにつれ同じ事をして結果孤独になっていくだけでした。

自分だけは勝てる

データを取れるアプリを使い大当たりのデータ回数・差枚数やお店の傾向などを取って打っていました。運良く勝ったり連勝を伸ばしたり勝率が異常に高い時期もありました。しかし、全体で見るとはるかに負けて借金も200万作ったことがあるのが現状です。それでも根拠もないのに都合よく考え自分だけは勝てると信じ込んでました。そして大負すると他にも同じように負けた人は多いと思いますが「なぜ自分だけが大負して帰らなくてはいけないのか・・・」と考えていました。

いつかは当たるだろうと思ってしまう

弱い
パチスロを打っていてなさそうでよくある現象ですが、今まで挙動が良かったのにいきなり全く当たらなくなり出ていたメダルもなくなり意地になり突っ込んでしまうことです。そして、天井単発をくらい最終的には、どうにでもなれとなってしまい後に引けなくなります。お店を後にする頃には自暴自棄に陥ってしまうのですが次の日にはまたお店に出向き同じ行動を取ってしまいます。

開店前のドキドキ感が好きだった

今考えると異常ですがパチンコ店の開店前の時間がドキドキしていて好きでした。コンサート前の始まる寸前やスポーツゲームが始まる前のワクワクしたりドキドキする気分に近いと思います。
今はパチンコ店に長蛇の列を作っている光景を今見ると「本当にこの国は大丈夫か」とか思ってしまいます。
なぜ好きだったか自分なりに推測するとある程度、座る台の候補が3台ぐらい決まっており最終的には負けることがほとんどですが開店前はこれから出して出して出しまくる気分でいっぱいだったからだと思います。それが最終的に負けるとそのギャップで落ち込み帰るのですがそれでもこの気分が毎回あるのは依存症ならではだと思います。

まとめ

借金
パチンコ店に行く動機や思い込みに対して理想とギャップがとてつもなく大きく感じます。それでも通い続けてしまったり普段生活していてもパチンコ・パチスロのことばかり考えてしまうことは依存症ならではのことです。
今のパチンコ・パチスロは昔に比べて射幸心を減らして短時間ではなかなか大量獲得しにくくなっています。逆にいうと時間をかけないと勝負しにくくなっています。それゆえに依存性になった人はパチンコ店にいる時間を大量に費やします。そして、肩や腰で体が痛くなってきます。負けるとお酒を飲んで忘れて寝るしかなく悪循環になるばかりでした。もうパチスロに対しての淡い妄想を捨てるべきです。