パチスロは麻薬

麻薬

よくパチスロを含め「パチンコは麻薬」というのを聞きますよね。
他のホームページにも麻薬という表現が使われてあったりギャンブル依存症の本を読んできたのですがよくそこにも「パチンコは麻薬」と表現されています。

田代まさしさんの覚醒剤事件

実際に麻薬や覚醒剤を使用した経験がないので分からないのですが2018年10月29日深夜25時「AbemaTV」に出演されていたかつて芸能界で大活躍されていた「田代まさし」さんが覚醒剤の事について赤裸々に語っておられました。
2度の覚醒剤を使い刑務所での生活を約7年間過ごし、家族・お金・恩人を失ったと語られています。
約2時間の番組でスピードワゴンと対談されていました。今の若い人は知らない方が多いみたいですがバブルの頃活躍されて全盛期は年収2億円も稼がれていたそうです。ただ仕事のプレッシャーから覚醒剤を使用して何度も逮捕され刑務所も2回入り合計で約7年間過ごしていたそうです。

現在の生活

現在ではダルクという薬物や覚醒剤を絶つ為の組織の職員として月収13万円ぐらいで働いておられるそうです。驚いた事にダルクは、覚醒剤、有機溶剤(シンナー等)、市販薬、その他の薬物から解放されるためのプログラムを持つ民間の薬物依存症リハビリ施設ですが田代さんが仰るにはギャンブル依存症の方も年々参加者が増えてミーティングを共にするそうです。また、覚醒剤を使用して辞めれないのは「世間的には意思が弱いからと思われがちで辞めたくても辞めれない依存症である。お酒も飲みすぎて辞めようとしても簡単に辞められないのと同じ。目の前に覚醒剤があると止めれる自信が無いとも言われています。意思が弱いのではなくて一度覚えたら体が覚えてしまいまた使いたいとなる。」そして覚醒剤を使用すると気分が高揚してその間はご飯も食べずに快楽にひたれることから2度目の逮捕の時は体重が何十キロも落ちたそうです。そんな田代さんも病気だと言う事を知りそこから回復に向かう行動が取れているとの事です。
僕自身もこの田代さんの放送を見る前までは覚醒剤をして2回も捕まり盗撮やお風呂場などを覗いて異常な犯罪者だと思っていました。ただ覚醒剤を使用することで異様な高揚感が高まりこのような行動に出られたのも番組を見て認識することができました。

覚醒剤もパチンコ・パチスロも全く同じ

薬物中毒
「覚醒剤を使っての殺人事件もありますし、パチンコでも車内放置による殺人やお店やお客さん同士のトラブルによる殺人、パチンコ・パチスロ絡みでお金に揉めての殺人」こう考えれば覚醒剤もパチンコ・パチスロも全く同じだと認識できました。つまり「パチスロは麻薬」という事です。世間では「趣味の域を超えて借金まで作りパチンコ・パチスロをする人はだらしが無い人・意思が弱い人」だと思われています。ただ依存症者の人にとっては、パチンコ店に行きたくて行っているのではなく気づいたら行っている。「大勝ちをして大金を掴んだ記憶が残りもう一度あの気分を味わいたい」と「辞めたくても辞めれない」つまり覚醒剤と一緒だと感じました。

自分は依存症者だと認識することが回復する1歩

よく他で聞くのですがギャンブル依存症の方は自分が病気とは認識せず「他の方と自分は違い負けが込んでいれば今は運が悪いだけ、時間がたてば自分の勝負勘が戻りいずれは勝てるはず」と思い込んでいるようです。ですので田代さんが言われているように趣味の域を超えて使ってはいけないお金まで使っている人は列記としたギャンブル依存症なので、まずは自覚すること・自分は依存症者だと認識することが回復する1歩だと思います。

印象に残っていた事として覚醒剤を使用すると快楽が高まり快楽の指数として下記のように言われていました。

  • ご飯を食べている時・・・50
  • SEXをしている時・・・150
  • 覚醒剤を使用している時・・・1000以上

パチスロも勝つ時と負ける時で状況は違ってきますが同じようなもんではないでしょうか?

覚醒剤のようなパチンコ店が全国各地にあるのが現状

反対
田代さんは出所して4年間辞めているそうです。ここで僕が思ったことは、覚醒剤を持ったり使用したりすることは違法であり犯罪であり警察がしっかりと取締りをしてくれています。それに比べてパチンコ店は日本全国いたるところにあります。パチンコ店に行きパチンコやスロットをすると覚醒剤と同じくドーパミンとエンドルフィンが大量に脳内から分泌されます。これはパチンコ店で勝とうが負けようが放出されます。このようにパチンコ店は覚醒剤と同じなのになぜ国家は放置して警察も殺人や犯罪が起きてからしか対処しないのか不思議でなりません。射幸心を抑えて徐々にギャンブル性を低くして健全化していくという建前ばかり述べています。パチンコ・パチスロをすることによってギャンブル依存症になり時間がある限り四六時中パチンコ店に入り浸り開店から閉店まで依存症者はご飯も食べずに打つことができます。

覚醒剤とパチンコ・パチスロは共通点が多すぎる

田代さんが言われていたように覚醒剤を使うと快楽の方が強くなりすぎ2・3日何も食べなくても平気と言われていましたがパチスロをしていた時も同じだと僕は感じました。そして覚醒剤を使い満足したら疲れきってしまい2・3日間寝てしまうと言われていましたが僕もスロットを1日中ぐらい打つと疲れきってしまいさらに負けが込んで帰ると何もかも忘れたいと思いお酒をぐっと飲んで寝れるだけ寝てしまいます。このように覚醒剤を使うこととパチスロをする共通点がありすぎて改めてパチンコ店は怖い存在だと知ることになりました。

覚醒剤もギャンブル依存症も意思だけでは辞められない

覚醒剤も世間的には強い意志を持って辞めなさいと言われます。ギャンブル依存症者に対しても世間ではパチンコ・パチスロも強い意思を持って辞めなさいと言われます。
覚醒剤の再犯率も異常ですがもしパチンコ・パチスロが禁止となり禁止だけどお店はある状態だと覚醒剤と同様に再犯率も高くなると思います。覚醒剤では刑務所に行っても辞めれた方は少ないと言われており依存症は改めて怖く感じました。

GAやダルクなどの自助グループの存在

手をつなぐ
田代さんはダルクの職員として活動されています。ダルクの職員の方全てが薬物依存者だそうです。ギャンブル依存症者が集まるGAもまた同じような感じで依存症者が集まりミーティングをしています。最後に田代さんが「Just for today!!(今日1日だけ)」と言う言葉を視聴者に伝えてくれました。覚醒剤などの薬物依存症者も一生辞める自信は無いけど今日だけは辞めてみよう。GAに行った時も一生行かない自信が無いので今日1日だけはパチンコ店に行かないようにしようと言う発言が多く僕もとても共感しています。僕自身もパチンコ店に一生行かない自信もないですしお金がありパチスロ台が目の前にあれば僕も打たない自信はありません。
このように僕は田代さんに対する認識が変わり僕と一緒で依存症という病気に悩んで闘っているいる同じ人間だということが分かりました。たまたま覚醒剤が違法でパチンコ店に行くことが違法ではないだけで政府や警察庁も早くパチンコ店に対して厳しく対処してくれることを強く望みます。