猿の依存症実験

猿の依存症実験

ギャンブル依存症装置はパチンコ・パチスロ

やらない人は「パチンコ・パチスロに依存する人はだらしがない」とか「借金して消費者金融から借りてまでするのは馬鹿げている」と思う人が多数だと思います。
厚生労働省は2017年3月31日ギャンブル依存症の実態調査のため成人2200人を対象とした面接調査の結果を発表しました。
回答した993人のうち、生涯で依存症の経験が疑われる26人(2.7%)を分析した結果その他5人を除いて21人のギャンブル依存症になりやすいジャンルがこちらの結果になります。
依存性率

  • パチンコ・パチスロ76.2%
  • 競馬9.5%
  • 賭けマージャン・賭け将棋9.5%
  • 競輪4.8%

そもそもパチンコ・パチスロはギャンブルではなく遊戯だそうですがなぜ遊戯なのにギャンブル依存症になるか矛盾しています。またこの話は別の機会においといてパチンコ・パチスロが圧倒的にギャンブル依存症になりやすい結果になっています。それはパチンコ・パチスロはそもそも依存症にさせる為の装置であるからであり必然的にギャンブル依存症になってしまいます。それを意図的に作っているのがパチンコ店やパチンコ・パチスロメーカーなのです。

猿の脳内破壊実験

猿の依存症実験
猿を使い脳を破壊する実験が昔行われました。それはボタンを押すとエサが出てくる装置をサルに与えます。まずはボタンを押すとエサが出てくると猿に認識させます。
その後は毎回エサが出てくるのではなくたまにボタンを押すと出てくるようにします。ボタンを押しても出るときと出ないときを設定を変えます。始めは高確率でエサが出てきていたのですがだんだんとエサの出る確率を低くしていきます。しかし、一度うまみを覚えた猿は1日中本能のままにボタンを押し続けます。次の日もその翌日も一度そのようなうまみを覚えた猿の脳は破壊され正常な脳を失い見事に依存性になってしまいました。

人間の脳内破壊装置

パチスロに例えても同じ事を依存症者はしてますよね。朝から晩まで3つのボタンを押し続け、たまに当たることで意識付けをされてお金欲しさに押し続けています。
パチンコでも「PUSH(プッシュ)ボタン」がありリーチになったり熱い当たりそうな演出の時、押しても押さなくても結果は同じなのですが「押せー」みたいな感じで煽ってきますよね。
ユーチューブにアップされていましたが末期になれば理性を失い猿のようにボタンを一度ではなく連打してしまうんですね。非常に恐ろしいです。

射幸心を煽る演出と一発逆転フラグ

また、この仕組みを使いさらに依存症を加速させる為に熱い演出をごくまれに出しもうすぐ当たるんじゃないかと煽りつづけますが結局外れることが多い仕組みにしています。より射幸心をあおるパチスロ台でしたらミリオンゴッド神々の凱旋のプレミアムフラグである1/8129を当てると約1500枚以上(等価交換で3万円)の当たりが確定します。3枚掛け(60円)で1回転で当たれば500倍もの当たりが一撃で獲得出来てしまいます。4号機の時代(2002年)でしたら一撃5000枚以上(等価交換で10万円)の当たりが確定しました。3枚掛け(60円)で1回転で当たれば1666倍もの当たりが一撃で獲得出来てしまいました。その

パチンコ店内の異常な空間の演出

高射幸心
射幸心と異常なまでのパチスロ機から発せられる音と店内のBGMとパチンコ・パチスロ機から発せられる光によりさらにお金を突っ込み続ける仕組みをパチンコ店は採用しています。
音に関しては店内のBGMもかき消すぐらいの各台からの音で「音を音で消す」ぐらい強烈です。何十年も続けていれば難聴になる確率も上がります。僕もパチスロにはまっていた晩年は耳栓を使ってやっていました。依存症に苦しんでいて辞めたくても辞めれずにしかたなく行ってしまう方は「耳栓」「サングラス」をして行くことをおすすめします。なぜなら、爆音を聞かずに光の影響も抑えることができて少しでも冷静な判断が可能になり「負けているからこれ以上負けるのも怖いからもう帰ろう」など少しでも冷静になれる行動ができるからです。

ポケモン事件

光に関しては昔「ポケモン事件」というのがありピカチュウのアニメを見ていた子供たちに全身痙攣発作が生じた事件が全国的に多発しました。光誘発性けいれん」があります。
危険な光周波数。(10から20ヘルツが危なく、まさにその値のフラッシュであった。)危険な色。(赤色により誘発されやすいが、赤と青の光が連続交代的に明滅した。)視野全体に刺激が入った。(話は佳境になり子供たちはテレビに近づいた。)その様な条件が重なったせいと思われます。そのような事がありテレビを見るときはなるべく遠くから見ましょうとか取材会見時、多数のカメラのフラッシュが当たるときは光の影響で注意が促されます。ところがパチンコ・パチスロはどうでしょうか?台の目の前で異常な光を発せられそれを見続けることになります。正常な脳は破壊され無意識にお札をサンドに入れる状態が加速される一方です。

まとめ

このようにギャンブルは、「パチンコ・パチスロ」「競馬」「競輪」「競艇」など多数ありますがなぜこれほどまでに「パチンコ・パチスロ」がギャンブル依存症になりやすくなるか理解できたと思います。パチスロに限れば3つのボタンを押し、たまに当たるのも1つの理由ですし、無音ではなく爆音の中やっていてまた大量の光を浴びることになります。そのような要因がかさなり脳の思考も破壊され人間が持っている理性というものまで破壊していく仕組みがパチンコ・パチスロです。「競馬」「競輪」「競艇」は、開催日時が決まっていますがパチンコは毎日朝から晩まで営業されています。辞めたくても辞めれない状況をパチンコ店は作り上げています。
しかし異常なまでのギャンブル依存症者が出ている現在、射幸心を煽る台を減らそうと期間を設けて徐々にパチンコ遊戯組合も対策を表向きにはしています。しかし同時に音や光も加減しないと根本的には依存性が減ることはありません。そしてなにより3点方式で特殊景品に交換して換金していることを廃止しないとギャンブル依存性対策は解決できません。