元マラソン女王 原裕美子さん クレプトマニア(窃盗症)から学ぶギャンブル依存症

防犯カメラ

このブログは主にギャンブル依存症を克服するためにギャンブル依存症関係の記事を書いています。
ワイドショーなどで元マラソン女王 原裕美子さんのクレプトマニア(窃盗症)の件を見ていました。
クレプトマニア(窃盗症)とは、依存症であり番組を見ていてギャンブル依存症と似ている部分が多かったのでご紹介します。

そもそもクレプトマニア(窃盗症)とは?

万引き
経済的利得目的以外で、窃盗行為という衝動を反復的に実行する症状で、精神障害の一種である。「利益のための窃盗」という金銭目的よりも、窃盗行為実行時の緊張感と成功時の満足感が目的になっていることで「窃盗のための窃盗」といわれている。出典:ウィキペディア(Wikipedia)
本人は辞めたいが辞められない依存症です。一生かけて回復はあるが完治はない精神疾患でありギャンブル依存症と同じ依存症です。

原裕美子さんのマラソンでの活躍

マラソン
2005年3月13日の名古屋国際女子マラソンが初マラソン初優勝
2005年8月14日の世界陸上ヘルシンキ大会日本女子トップの6位入賞
2007年1月28日の大阪国際女子マラソン優勝
2010年8月29日の北海道マラソン優勝
2014年引退

原裕美子さんの窃盗歴

2009年合宿中に万引き
2014年・2015年2度の窃盗で罰金刑
2017年 7月コンビニで化粧品や菓子など約2,700円相当を万引きし逮捕
2017年 9月病院でクレプトマニア(窃盗症)と診断
2017年11月懲役1年執行猶予3年の判決(裁判官の見解:摂食障害が背景にあるとうかがわれ単なる利欲的動機によるものとは言い切れない)
2018年 2月スーパーでキャンディーやチョコレート菓子など約380円相当を万引きし逮捕
2018年12月懲役1年執行猶予4年(裁判官の見解:もう一度社会内で更生の機会を与えるのが相当である)

クレプトマニア(窃盗症)になった理由

防犯カメラ
摂食障害が原因と言われています。摂食障害は、食行動の重篤な障害を呈する精神障害の一種です。原さんの場合は現役時代、ベストタイムを記録する為に自分の体重を監督から緻密なまでに管理されてきたそうです。体重測定も1日に4~6回もあったそうです。食べて良いもの悪いものまで分けられまるで「ペットをしつけられているような感じ」という表現を使われておられました。食べたくても食べれない。休日の日も買い食いを防ぐ為に財布を監督に預けるように義務付けられたそうです。
次第に心は折れて、学生時代は走るのが好きだったのに仕事になると監督から怒られない為にやっていた。でもきつい、辞めたい、でも辞められないと心のケアは誰もしてくれなかったそうです。
体重管理や厳しい練習に耐えて輝かしい成績を残されています。しかしその影で摂食障害を伴い疲労骨折も8回もされてきたそうです。挙句の果てにはクレプトマニア(窃盗症)にまでなってしまいました。
摂食障害になりやすいスポーツ競技はマラソン・フィギュアスケート・新体操など体型を維持しなくてはいけないスポーツに多いそうです。

摂食障害とクレプトマニア(窃盗症)との因果関係

因果関係
原さんの場合は食事を制限され食べたい衝動がありその衝動が盗む衝動と似ていたのでクレプトマニア(窃盗症)になったのではないかと言われています。
本人も「やりたくないのにやってしまう自分がいた」と言われています。
過去にマラソン大会で優勝され素晴らしい成績を残され栄冠と共に脳への高揚感や快楽もあったと思います。そのような体験がありら窃盗症という依存症に陥っていしまったかもしれないと推測します。万引きすると確かに捕まるか捕まらないかのスリルを味わうこともできるかもしれません。このくだりどこかで聞いたことがありませんか?まさしくパチンコ・パチスロそのものです。パチンコ店に行くとほぼ負けるのですが、ごく希に大勝ちをして一時的なお金を手に入れその記憶が脳から忘れられずにギャンブル依存症となります。
原さんの例を借りると僕の場合でしたら5万円以上使い果たしもう無理だと思っているのですがすごくまれに取り返したり逆にプラス5万円勝った体験などがありました。そういう体験をするとさらにギャンブル依存症は進行し時間があれば勝ち負けなしでとにかく興奮を味わうためにやりたいという感覚だけで打っていた時期さえありました。
パチンコ・パチスロのそもそもの目的は遊戯だと思いますがそれは建前です。ギャンブルです。ギャンブルをするには勝ちたいとなります。重度の依存症になっていた時は勝ちたいより興奮を味わいたいに変わっていました。きっと原さんのクレプトマニア(窃盗症)も同じだと思います。そうではないと懲役刑のリスクを犯してまで380円のお菓子を万引きしないと思います。
このように考えると原さん同様にQちゃんこと高橋尚子さんもパチンコ依存性ではないかと言われていますが過去の栄光や様々な体験があり、誰だって依存性になるリスクはあると思います。

衝動性を伴う依存症

衝動性を伴う依存症は「ギャンブル依存症」「アルコール依存症」「覚醒剤」などがあります。また摂食障害関連で約1/1000の割合で死人も出ているそうです。パチンコ・パチスロを同じ天秤で計ればもっと確率は高くなるだろうと思いました。

スポーツ界にもルールをパチンコ業界にも

元マラソン女王 原裕美子さんがクレプトマニア(窃盗症)になった原因は過度な食事制限による摂食障害と言われています。
いくら食べるのを我慢をして体重を減らしても摂食障害になり心に負担をかけ大会で功績を残してもクレプトマニア(窃盗症)になってしまえば元も子もありません。
適正なBMI(体重(キログラム)を身長(メートル)の二乗で割った値)の数値を決めてその範囲で健康的に競技を競うようにルールつけをしていくことも必要だと思います。
パチンコ業界にもルールを厳格に決めて欲しいと思います。4号機時代あまりにも射幸心を煽り社会問題化しそうになった時に5号機へとルールが代わりました。今年ですとカジノIR法案がありさらに規制とありましたが結局は規制と緩和の繰り返しでルールが曖昧です。

クレプトマニア(窃盗症)の治療


2018年12月の原さんの判決では、「もう一度社会内で更生の機会を与えるのが相当である」と言われています。クレプトマニア(窃盗症)専門の病院も多くはありませんが存在します。まずはそのような病院でしっかりと治療を頑張って頂きたいと思います。極論、パチンコ依存症者のかたでどうしても行きたくても行ってしまい打ってしまう人には「勝っても負けてもお金を返す。」現実的ではないので全店自己申告プログラムを義務化するなどすべきだと思います。

まとめ

元マラソン女王 原裕美子さん クレプトマニア(窃盗症)について書かせて頂きました。ネット上で賛否両論の意見もみました。しかし執行猶予中ですが公の場で自分の犯した犯罪を謝罪し病気を告白され同じ病気の方が少しでも楽になり回復されるならと思い出てこられた勇気は素晴らしく思います。また、万引きは悪いですが原さんのクレプトマニア(窃盗症)は、ギャンブル依存症よりも辛い面があると思います。なぜなら1円でも何か物を盗めば刑事事件として処罰の対象となるからです。ギャンブルは今のところ自己責任という形で済まされているからです。もしギャンブルが万引きや麻薬と同じであれば僕もスリップを繰り返し刑務所に入っていたかもしれません。
いずれにしても依存症になる原因は心の問題だと思います。まずはそこを治していくことから治療が始まると思います。
原さんが言われていたことは下記のことになりギャンブル依存症と同じだと思いました。

  • ストレスを貯めないようにする
  • 相談を打ち明ける。(いなければ自助グループで吐き出す)
  • 合併症となっている依存性があればそちらも対処していく
  • 依存している以外の楽しいことを増やす
  • 人との関係をもっと広げる。たくさん心を許される場を作る。