依存症の原因は孤独

孤独

今回は近況報告

人それぞれ依存症の原因はあると思いますが、僕の場合は「孤独」です。
いつものような記事ではなく近況報告になります。
約10日間落ち込んでいる期間でした。理由はパチスロに行った訳ではありません。

お酒で失敗しました。

アルコール依存症
順調に再び禁スロが続いていたかのように感じていたのですが減酒をすると決めたにも関わらず毎日お酒を飲んでいました。
パチンコ店に行く代わりにスポーツ観戦などよく見に行っていました。その時も、お酒を飲みながら観戦をし試合が終わればよく知っているBarに行き飲み続けていました。試合が盛り上がればお酒の量も自然と増えてしまいました。長い日では1日に12時間以上ものお酒を飲んでいました。
自分が書いたブログでもギャンブルに変わる依存をアルコールなど危険な依存に変えるべきでないと、書いていたにも関わらずやってしまいました。
スリップをして再び禁スロを決意して17日目の時です。お酒を大量に飲み最後は1人で知り合いのお店に行きハシゴ酒をしました。正直かなり酔っていました。心配してくれたマスターが「もうお酒は飲むな」と言ってくれそっとお水を用意してくれました。しかし、完全に酔っ払っていた僕は酒場に来たのにお酒を出してくれないことにイラっときてしまいました。幸いに他のお客さんは誰もいませんでした。
僕がとった行動はマスターを罵倒するわけでもなくこのブログでは書けないような「自分の過去の恥ずかしい話」「ギャンブル依存性で過去に200万円近くすった」というカミングアウトをしたのでした。
ギャンブル依存症であると知っているのは以前の彼女だけで両親や友達にも情けないのと変な自分自身のプライドがあり言うことができませんでした。まして過去に大きな借金を作ったことなど。

お酒による人格の変化

人格の変化
なぜそのような行動をとったか分析するとシラフの僕は気が弱く大人しい正確です。しかしお酒を飲むと高揚感が出て変な自信が沸いてくるようでした。また周りからも賞賛され、まるでヒーローのような扱いをしてくれているのだと勘違いをしていました。
しかしマスターがお酒を与えず水を出したことに対して僕がとった行動はまるで電車の中で子供が泣きわめくような態度をとったようだと分析し次の日、物凄く後悔し恥ずかしくなりました。
次の日も飲み友達と約束があり昨日のこともあったりひどい二日酔いだったので抑えて飲もうと思ったのですが結局コントロールができずに長時間飲酒をしてしまいました。
その時にお酒を辞める決意をしました。お酒は大好きです。大好きですがお酒により自分のコントロールが効かなくて他人や自分を傷つけてしまうことの方が嫌だったからです。
禁酒を決めたはいいけどこの先様々な不安が出てきました。

  • 飲み会の席どうすればいいのだろうか・・・
  • ほとんど飲み友達しかいないから友達いなくなるんじゃないかな・・・
  • 辛い時、お酒でごまかしていたけどこの先どう対処すればいいかな・・・
  • スロット辞めると100回ぐらい決意していたけどスリップし続け禁酒も困難じゃないかと・・・

病院にて相談

病院
心療内科にて今までは鬱やギャンブル依存症についてメインで相談していたのですがアルコール依存症についても相談にいきました。そして毎日の飲み方や外出する時など長時間飲酒をしたりコントロールが効かない言動や行動を取ってしまうことがあると伝えました。
先生に「僕はアルコール依存症ですか?」と聞くと「その気はあるけどアルコール依存症ではないです。同じような飲み方をしていたら5年後10年後に体調面であったり事件に巻き込んだり巻き込まれる可能性もあるので適度飲むようにコントロールした方がいいでしょう。」と言われました。僕自身は、アルコール依存症WHO(世界保健機関)チェックシートアルコール依存症が疑われる飲酒と判定され今回の件で精神的にもさらに病んでしまい先生に「あなたはアルコール依存症です。一生お酒を断ちなさい。」と言って欲しかったと思います。
その後「お酒を辞めたいです。辞める薬ありますか?」と聞きました。「しばらく自分で禁酒を頑張ってみてそれでも無理であればそのような薬もあるからその時検討しよう」ということで終わりました。

病院のあとGAとAAに行きました。

心療内科受診後も不安は消えずこのまま何もしなければ自分が潰れてしまうのではないかと思い精神安定剤を飲みながら今日やっている自助グループのミーティングへ行こうと決断しました。GA(ギャンブラーズ・アノニマス)AA(アルコホリックアノニマス)の予定表を調べて少し遠い場所でしたがその日のうちに2件行ってきました。
11月26日(月)~12月1日(土)の間にGA3回とAA3回参加させて頂きました。ほぼ毎日参加させて頂き、時には同じ日にGAとAA同日に参加してきました。

この1週間離脱症状との戦い

今日で禁酒7日成功しました。しかし禁酒7日間したことがなく離脱症状と元から持っている鬱がありかなり病んでしまった1週間でした。
アルコールの離脱症状を調べると、手のふるえ、多量の発汗、脈が早くなる、高血圧、吐き気、嘔吐、下痢、イライラ、不安感、うつ状態、幻聴、幻覚などあるようです。
そんななか継続して禁酒と禁スロができたのはGAとAAの仲間の顔が浮かんで来たからでもあり感謝しています。そして以下のような自分なりの気づきもありました。

ギャンブルもお酒も寂しさを埋める為にしていたが・・・

寂しい
ギャンブルもお酒も寂しさを埋める為にしていたが寂しさを広げているだけだった。
お酒では上辺だけでの付き合いが多くBarに行くとよく知らない人から声を掛けられるのですが「すいません・・・誰でしたか?」と僕のほうが忘れていることが多くそれだけの関係しかないことが多いです。きっと飲んでいる時は高ぶり変に意気投合して結局忘れて帰るパターンが多かったと思います。
孤独が嫌いでBarなどに行くと確かに人が多くいてお酒が入ると高揚感が湧き知らない人でも喋りやすくなります。しかし、それ以上にお酒が入りやがてお酒が抜けると虚しさだけが残り結局は孤独になります。まさしく「あとの祭り」です。
スロットを打っていれば孤独を忘れることができていました。相手をしているのは感情を持たない機械であり機械と何時間も向き合うことでめんどくさい人付き合いから逃れられるような気がしてきました。スロットを何十年も打ち、はまり結局は友達からの誘いもほぼ断り孤独になってしまいました。

孤独を埋める目的がどんどん孤独が進む

ギャンブル依存症とアルコール依存症は孤独から逃げる為に依存していたつもりでしたが結局は孤独をさらに生んでいたことに気づきました。これも自助グループや自助グループで紹介してもらった本などを読んで理解することができました。ですのでGA・AAなど同じ悩みを持った人が腹に抱え込んでいた事を吐き出し共有することで孤独から解放され依存からも脱却できるのではないのかと少し光が見えてきました。
自助グループの参加は数回程度ですしより多く参加したりメンバーに話を聞いたり本を読んだりして行きギャンブル・アルコール依存症という病気を緩和させ苦しんでいる方に少しでも共有できればと思っています。説得力が持てるように禁スロ・禁酒の日にちをさらに延ばすように1日1日頑張っていきます。