パチンコまたはパチスロをして大負けをくらいよくパチンコ店の存在を否定する考えが出てくると思います。パチンコ店さえ無ければこんな惨めな結果にならなかったのになど・・・
他にも例えば遊戯と言いながら3店方式が許されている違法賭博であるとか、遊戯であるのにギャンブル依存性を伴う遊びとはいかがなものかなどなどです。
ノメリコミによる借金苦、幼児の車内放置による殺人、強盗、横領それによる自殺などなど数えればきりがありません。そもそもパチンコ店の存在が無ければパチンコがらみの事件や犯罪は起きていなかったのも事実です。
ギャンブル依存性を理解していない人
僕たち含めて依存症者はパチンコ店に通い散々汗水たらして稼いだ給料をパチンコ店のサンドへ吸い取られていました。パチンコ店から離れて現在僕は28日目になりますが1万円をサンドにいれて「シュッ」と素早く強引に奪われるような感覚が今でも忘れられません。
ギャンブル依存症を理解していない人はなぜこんな大金をいとも簡単に何十万・何百万も使ってしまうのか疑問に思われる方も多いと思います。こんな僕も負けが積み重なり一時は200万円ぐらいの借金までして取りつかれたようにスロットを打っていました。そして大負をしてパチンコ店の存在を毎回恨み自分の人生をも奪ったと感じパチンコ店の存在をとても腹ただしく感じていました。
過去の過ちをパチンコ店から自分へ向ける
こんな僕でさえギャンブル依存性を克服する為に病院に通院したりGA(ギャンブラーズアノニマス)に通ったりして考え方も少なからず変わってきました。ギャンブルにどっぷりはまっていた時は、パチンコ店があるから悪い無ければ依存症者も出ないし命を落とす人もいなかっただろうにと・・・かなりパチンコ店自体の存在をかなり恨んでいました。パチンコ絡みのニュースを見るたびにパチンコ店さえ無ければこんな痛ましい事件は無かったはずなのにと思うことが多かったです。
そして、病院やGAに通いはじめて、様々な意見を聞く機会が増えました。そして他人(パチンコ店)のせいにするのではなく自分にも原因はあったのではないか?とよく考えさせられる機会も増えてきました。僕の場合は、ギャンブルをする原因の1つは過去のブログでも書いていたように自分の孤独を消し去りたいという目的もありパチスロにはまっていたことも分かってきました。
パチンコ店の慈善事業といった営業活動
パチンコ店の存在もあるがギャンブルにのめり込んでいた自分にも非はあると思っても以下のようなニュースを見るとやはりどうしても納得ができない部分があります。
パチンコ店に高齢者を無料招待 「生まれて初めてやった」 鹿児島
2chの反応
「地域の高齢者に娯楽を提供しようとパチンコ店が無料の体験会?」大手パチンコ店ダイナムが老人を対象に無料でパチンコをしてもらい地域の高齢者に娯楽を提供とのことです。ダイナム鹿児島上川内店 柴田暁宏 店長いわく『地域共生をしっかりしていきたい。継続してこういう企画を展開したい』?そうです。はじめてパチンコをするお年寄りもおりなけなしの年金生活からもし今後はまってしまいパチンコ依存症にさせていく行為は鬼・極悪非常と言うしかありません。
パチンコ店ダイナムさんは個人的にはギャンブル依存症者を抑制するために「自己申告プログラム」全404店舗で導入(2017年7月時点)や「家族申告プログラム」を積極的に取り入れていた大手パチンコ店だったのでまだ心があるパチンコ店であると思っていました。しかし老人の年金・孤独を逆手にこのような営業活動をすることには腹が立つばかりです。
パチンコ関連の偽善社会貢献活動
パチンコ情報ニュースを配信している「p-world」や「Webグリーンべると」でニュースを見るとパチンコ・パチスロ規制のニュースはほとんどなく訳が分からない社会貢献活動のニュースがたびたびでています。なぜこのような社会貢献のニュースばかりでてくるのか、いつも疑問に思っていました。しかし今は依存症者を何百万人も輩出し人の人生をも奪うパチンコ産業のイメージを少しでも払拭する為にこれらの行為を行っていると理解しています。社会貢献といっているお金も依存性者から徴収したお金に過ぎないのです。
例えば最近では下記のようなものが掲載されていました。
神福協が「かながわ感動介護大賞」を助成2018年11月30日
神奈川福祉事業協会(神福協)はこのほど、神奈川県が主催する「第7回かながわ感動大賞」の趣旨に賛同し、県に50万円を寄付。神奈川県から感謝状を受贈した。
札幌市内の児童養護施設にお菓子を寄付~回胴遊商2018年11月20日
回胴式遊技機商業協同組合(大饗裕記理事長)は10月11日、北海道札幌市内にある児童養護施設「柏葉荘」にお菓子を寄付した。
真城HDが交通遺児支援団体に寄付金を贈呈2018年11月16日
「東海交通遺児を励ます会」は、交通事故などにより、父母その他の保護者が死亡した子どもの自立支援を目的としている団体で、当日は同社の村上知隆課長から30万円の寄付金が贈呈された。
中国遊商、地域安全活動への支援で感謝状受賞2018年11月15日
全商協所属の中国遊技機商業協同組合(松原陽輔理事長)は10月30日、広島県等が推進する「『減らそう犯罪』広島県民総ぐるみ運動」および、毎年10月11日から20日までの間、警察庁等の主催で全国で実施される「全国地域安全運動」に伴い、広島県西警察署等による広報啓発活動の取組みに貢献したことによる感謝状を受賞した。※「広島ドラゴンフライズ」のチームマークをあしらったエコバッグ2,430個を作製
足立区4遊技場組合がヤクルト野球教室で地域貢献2018年11月14日
東京都足立区の綾瀬遊技場組合、千住遊技場組合、竹の塚遊技場組合、西新井遊技場組合の4遊技場組合は11月3日、今回で12回目となる「少年野球教室」を足立区内の野球場で開催。※こちらの記事との癒着関係もありそうです。
マルハン、赤い羽根共同募金に1,700万円寄付2018年11月06日
マルハンは10月24日に行われた「マルハンユニオン定期大会」で、従業員から集めた1,700万円の募金を赤い羽根共同募金に寄付したことを発表した。
まとめ
「いろいろ事業貢献かスポンサーからの献金からか分からないですがその元となるお金はどこからですか?」パチンコ・パチスロ遊戯者からです。大半のお金はどっぷりはまってしまった依存性者からです。年々遊戯者数も減少しておりそれによりパチンコ店の倒産の数も歯止がかかりません。遊戯人口も最多3000万人から最近では1/3以下の900万人まで減ってきました。誰も最近ではパチンコ・パチスロしているなんて恥ずかしくて親にも友達にも誰にも言えません。パチンコ・パチスロ依存症者からこれらの偽善社会貢献活動がでておりパチンコ店の営業戦略も大変かと思われます。はじめはパチンコ店も悪いが依存症者も見直す点があると書きました。確かに依存症になってしまった僕にも原因があり見直すべき点が多くあると思います。しかし、これらの行為をして社会を騙しゴキブリのように日本に根付くパチンコ店はやはり僕は許すことができません。