パチスロと疲労

疲労

皆さんパチスロを打つ時はだいたい何時間打たれますでしょうか?
もちろん多くのスロッターは開店前から早めに並んで良い抽選番号を引き高設定をツモって朝から閉店までぶんまわし万枚獲得なんかを望んでいるのではないでしょうか?
4号機の時代では仕事を6時に終わり7時から閉店10時45分までスロットを回し設定や展開が良ければ1万枚獲得することができました。たった4時間弱でも夢がありました。
現在の旧基準機のスペックが高いと言われている「ミリオンゴッド 神々の凱旋」では、ATに当選すれば1回転純増平均が3枚です。

また1回転回すとウエイトというものがあり前回の抽選から次の抽選が行えるようになるまでの時間は4.1秒です。

1時間あたりの回転数

これを1時間に換算すると、
1時間=60分=3600秒
3600秒÷4.1=878.048…

1時間では理論上約878回転回せます。

878×3.75(7時~10時45分)×3(純増枚数)=9877枚獲得となります。まず有り得ないですがスロット台に着席して1ゲーム目で当たりそのまま閉店まででればこの結果になります。
何を言いたいかというと4号機では短時間で1万枚など獲得できるチャンスがありましたが現在ではより長い時間打たないと大量獲得ができない時代となっています。

長時間ののめり込みと疲労

イベントの日など勝負を挑んで朝開店10時から21時まで打つと約11時間です。パチスロを打つと体力や疲労を感じます。なぜかというとまずエコノミー症候群があります。
エコノミー症候群
日本からアメリカまで行くとして約12時間狭い飛行機に乗り同じ体制で身動き出来なくなります。かなり苦痛ですよね。ギャンブル依存症者はそれを苦痛ということを麻痺して喜んで打ってしまっている状態です。
エコノミー症候群は、足の静脈に血の塊ができ、その血栓が肺に詰まって呼吸困難や心肺停止を招く肺塞栓症(肺動脈血栓塞栓症)を起こします。長時間パチスロを打つと同じような症状にさいなまれます。

肩こりの症状

肩こり
また5000ゲーム~8000ゲーム回すと肩こりが半端なく生じます。理由は1回転ごとにひたすらボタンを3回押してはコインを入れという行動を繰り返しているからです。また、パチンコ店の中は大音量を発し、自分の台以外もうるさく店内のBGMも爆音になっています。また音響効果で耳が潰れてしまうこともありそれも疲労を作る原因になっています。後はパチスロ台の演出です。音や効果音や光の効果などを使い、打ち手に対して一喜一憂させます。ギャンブル依存性者はそんな演出に集中して見ているのでパチスロを打ち終わったときはすごくクタクタになる方が多いのではないでしょうか?これらの苦痛を伴い勝利をてにしても勝てる割合など10%か20%程度ぐらいでしょう。ですのでパチスロを長時間打ちさらに多額の負債を抱え身も心もボロボロになり疲れが貯まり帰っても何もする気力がなくなると思います。このような状態になれば現実逃避する為にお酒を飲んで寝て忘れる方も多いかと思います。しかし、翌日になるとこの事は忘れ今日は勝てる気がすると思い一目散にパチンコ店へ向かいまた同じ状態に無限ループされているのではないでしょうか?

パチンコ屋さんは竜宮城

竜宮城
パチスロをされている方はパチンコ店にいる時間があっという間に過ぎている感覚を覚えることはないでしょうか?パチンコ屋は竜宮城です。パチスロ依存性者は音・演出・光などにより脳を破壊させます。そして、都合の良い記憶しか残らず最終的にはあの「最強フラグを引いて勝ったとか」「激アツ演出を外したから負けた」などの長期記憶しか残りません。1日で見るとそれだけなのですがそれを10年20年30年続けて行くと恐ろしいと思いませんか?これらの疲労が30年も蓄積されるとあっという間に老け込みますし気づいたらまさに竜宮城から戻ってきた状態になります。もしパチスロをやっていなければこの何十年という時間・お金を有意義に家庭や家族や自分を高める活動に費やせてきたでしょうか?

タバコ・音・演出・光により脳を破壊

音・演出・光の他は脳を破壊すると述べましたがパチンコ店ではタバコを吸われるお客さんの数が異常に多いです。僕も約1年前まではタバコを吸っていたのですが現在は辞めました。
タバコの煙
タバコを吸っていた頃はパチスロを打つときのタバコの本数は異常でした。普段は多くて1箱ぐらいでしたが朝から夜までスロットを打つ時は2箱ぐらい平気で吸っていました。なぜかというとパチスロの一喜一憂する状態を自分の神経が取り乱してしまわないようにタバコを通して落ち着かせようとしていたからです。


タバコを辞めるとタバコの煙が嫌になりパチンコ店に遠ざかる要因にもなるので健康面とギャンブル依存性克服の為にタバコを辞めることもアリだと思います。こんな僕も右隣のお客さんが1時間で6本以上立て続けにタバコを吸い煙がこちらの方に流れてきても気にする素振りはなくタバコの灰が落ちてもパチスロ台に集中しているせいか気づかない状態でした。僕自身打っていた台の挙動は物凄く良かったのですがあまりの苦痛にお店を出ることにしました。

まとめ

まとめとするとパチンコ店に行く人は「脳を破壊され」「エコノミー症候群」になりやすく肩こりになり「タバコの煙」を大量に吸い込み体を悪くさせます。1日だけならまだしもパチスロ依存性者は何十年も同じ苦しみを味わうことになるのでこれらのことを認識して辞めるという勇気ある選択をして欲しいです。

  • パチスロは音・演出・光の効果で脳を破壊する。
  • 長時間同じ体制で打つのでエコノミー症候群になりやすい。
  • タバコを吸う人は本数が増え吸わない人はタバコの煙を大量に吸うことになる。