スリップとは
今回は「スリップしてしまう原因の分析」を書いていきます。
スリップとは何かというと、パチスロを辞めると決めて禁スロを続けていきます。しかし、何らかの原因でもう2度と打たないと辞める事を決断して辞めていたのに再びパチンコ店に入りパチスロを打ち再び依存症の苦しみを味わい続けることをスリップと言います。
今回の分析はパチスロ依存症である僕の場合です。ですので他の方はもしかすると違う事が原因でスリップしている可能性もおおいにあります。なぜ今回このテーマで書くかというと再びスリップをしない自分への戒めと依存症で苦しんでいる方への参考になればと思い書いて行きます。17年間スロットをやり続けて来たのですがこんな僕でも初めて5ヶ月の間パチスロを絶つことができました。しかしスリップをしてしまいました。僕の場合のスリップの原因は大きく分けて3つあると分析しました。
スリップの原因
- 仕事に対する結果がでない焦り
- 将来への不安
- 単純に刺激が欲しい
仕事に対する結果がでない焦り
こちらは実際には仕事ではないのですが将来独立してとある仕事をしたいと目指しています。その為にまずは売上ではなくその元になるノウハウを勉強して様々なテーマの勉強もしてきました。労力の割りになかなか結果がでていないのが現状です。時間を掛けていますが焦りだけがつのりストレスがたまりモチベーションが低下して来たのが1つの原因になります。
将来への不安
一番最初の記事で書いた「パチスロ依存症に悩んでる方へ」でも書いているのですが、「体調を崩して仕事を辞め現在療養中ですが先行きが漠然と不安」ということがあります。幸いにもある程度の貯金があった為にここは割り切って体調回復の為に長期間の休養を取ろうと決断しました。休養期間に将来独立したいと試行錯誤していますが明確なビジョンや独立しても生活できる安定した収入が獲得できるか不安がありました。
単純に刺激が欲しい
5ヶ月の間、禁スロすることができました。その期間は実に平穏な日々でした。パチスロをやる事で勝つことでお金を増やせることもごく稀にありますがなんと言っても予定外の大きな負債を抱えることがなくなりました。
その間に今まであまり出来ていなかった勉強や趣味、その他に今まで不摂生をしてきた生活を辞め健康を維持するためにもランニングや食事に気を使いダイエットも始めました。おかげで太っていた時より10kgぐらいのダイエットにも成功しました。平穏な毎日ですが、毎日コツコツと勉強したり決まった生活を繰り返しているだけなのでどうしても刺激がある生活ではありませんでした。
以上のように大きく分けてパチスロに行ってしまった僕の原因は3つです。
スリップした日
辞めた時は気にもしなかったパチンコ店でしたが5ヶ月辞めていてスリップした日は、衝動におさえられず昔行っていたお店の旧イベント日も重なり気づけばスロット台に座っていました。今まではかたくなに行かなく、また行こうとも思わなかったのですがスリップした日はあまりにも簡単にスリップをしてしまいました。まるで義務感のように気づいたら行っていたという状態でした。
今でもその日の打った時の状況はよく覚えています。「店内の爆音がこんなにもうるさかったのか」と、ひとつひとつのスロットの演出に一喜一憂していてまるで覚醒剤を絶っていたのにまたやってしまったかのように気持ちいいのか分かりませんがめまいが少しして頭がくらくらしていたのをよく覚えています。禁煙していたのに禁煙に失敗して1本タバコを吸ってしまった感覚でした。僕も現在は禁煙することができて約1年ぐらいたちますが失敗した時はおなじような症状でした。
パチスロをしている時の脳内物質の変化
おそらく脳内にあるドーパミンとエンドルフィンが大量に出ていたと思います。
エンドルフィン(endorphin)は、Wikipediaでは、「脳内で機能する神経伝達物質のひとつである。内在性オピオイドであり、モルヒネ同様の作用を示す。特に、脳内の「報酬系」に多く分布する。内在性鎮痛系にかかわり、また多幸感をもたらすと考えられている。そのため脳内麻薬と呼ばれることもある。」とあります。このようなメカニズムはまた後日の記事でも取り上げて行きたいと思っています。
スリップした日の結果
スリップしたその日は旧基準機で射幸心もあり今では減台され検定が切れ2019年4月にはなくなる「北斗転生の章」という台を打っていました。「勝ってやるぞ」と言う気分とは裏腹に負けが込み一時は7万7千円(メダル-3,850枚)まで負けていました。パチンコ店も脱依存症からまた依存症にしてやると言わんばかりにまさかの大連チャンが続き一撃で5000枚(約10万円)獲得でき結果その日は2万3千円勝つことができました。それから5日連続行き続け最終的には負けが込みまたしばらく禁スロを続けている状態になります。
※2019年3月1日追記 結局これから20日前後パチンコ店へ行ける日は通い結果マイナス15万円ほど負けました。
またスリップしない為に自己分析として
「仕事に対する結果がでない焦り」に関しては、これは自分が信念を持って決めたことなので継続してやり続けて行こうと思います。
「将来への不安」に関しては、独立も絶対にすると決め付けずにひとつの手段として「まだ自分に技量がなければサラリーマンやアルバイトでもいいや」というぐらいに選択肢の幅を持たせていこうと思いました。
「単純に刺激が欲しい」に関しては、自分が好きなホームページの勉強や趣味の幅を広げて行こうと思います。ただ僕にとってはこれが一番難しい事だと思います。あまり新しい事にチャレンジする勇気がなくめんどくさがりやで臆病でもあるからです。しかし、そんな事を言っていてもまたスリップしてしまう原因になるので読書など小さな事でも1日1回新しいことにチャレンジする。新しいことをはじめて興味がわけばさらに深堀して追求していく。またパチンコ店に行きたくなったらこの記事をみる。という事を決めてまた日々を過ごして行きます。
※2019年3月1日追記 11月7日から禁スロがはじまりこの状況ではまだパチンコ店へ通っている状況でした。ですので禁スロ112日目に改めてスリップについての記事を書きました。よろしければ「スリップすることは悪なのか?」の記事も見ていただければと思います。